今日はネックジョイント部の加工から。ジョイント部のホゾの下書きをし、カッターで下書きに沿って切り込みを入れた後、のこぎりで斜めに切り込んでのみで切り易くしておく。IMG_20130525_104757

のみを使ってまず垂直に溝を掘る。IMG_20130525_112415

サイドを斜めにカットしていく。完成したらそのサイズに合わせてネック側に下書きをする。IMG_20130525_120344

ネックの厚み方向にも下書きをし、かんなで荒く削っておく。IMG_20130525_121204

のこぎりも使って不要部分をカットし、かんなでの荒削りを終えたところ。IMG_20130525_123804

ネック側のホゾの下書きに合わせてのこぎりで余分な部分を荒く切り落とした後、のみで仕上げる。ほぞが完成したらナイフを使って下書きに沿ってネックの形を整えていく。IMG_20130525_145859

ネックをボディに差し込んで微調整を行う。IMG_20130525_154537

残念ながらちょっと切り込みすぎてホゾは隙間だらけになってしまったが、ちゃんと引っかかっているので問題はない。最終的にはホゾの斜めにカットした隙間に薄い板を挿し込みがたつかないように調整するので、ネックを押し込んだときにネックの中心線がボディの中心線と一致し、かつネックの表面がボディの表板と直線になるよう調整を行う。ネックがサイドにあたっている部分がぴったりしなかった。あとで知れべて見ると、ネックとボディの間に紙やすりを挟んでネックをボディに押し付けた状態で紙やすりを引き抜いてネックを削れば、サイド曲面がネック側に転写されて上手く合わせられるようだ。2日目にサイドを固定するブロックに型の曲面を転写したのと同じ話。
ネックの根元部分はネック接続後に修正するのは難しいので、調整が大体終わったらネックの根元部分最終の形になるまで削り出し、80番のやすりで形を整え、120番のやすりで仕上げておく。IMG_20130525_163343

十分に調整・確認した後にネックをボディにタイトボンドで接着する。ボンドを付けると木が少し膨張するのであまりきつきつだと板を差し込めなくなるので注意。IMG_20130525_164546

今日はここまで。かなりウクレレらしくなってきた。