表板、裏板ともに裏側から削って所定の厚さに仕上げていく。表板は中央の駒を立てる部分は2.7mm、その上下の部分を2.6mm、外周に向かって2.9mmと徐々に厚く仕上げていく。裏板は中央部分を4.3mm、外周に向かって2.9mmと徐々に薄く仕上げていく。
まず、削るべき部分の目安を付けるためにボール盤を使って目印となる穴を先に空ける。
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写真にあるようにドリルの下に支えとなる部分を置き、ドリルを一番下まで下ろしたときに所定の厚さになるように調整しておく。場所によって所定の厚みが異なるので、何度か調整しながらどんどん穴を開けていく。その後、彫刻刀で荒削りをする。
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厚みを確認しながらスクレーパーで穴が見えなくなるまで削って行く。
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板の厚みを計って確認し仕上げる。が、斜めに空けた穴の一部の角度がずれていて穴が開きすぎている部分があったため、補修が必要だった。
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表板は一度にドリル穴を開けたため斜め部分の角度が合わなかったので、裏板はまず8mm程度の厚みになるように全体に穴を空けた。
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荒く削って曲面を出す。これにより、ドリルの角度を裏側の面に対して垂直に保ち易くなる。
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所定の厚さになるように全体にドリル穴を空ける。
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彫刻刀でドリルの穴の深さに合わせて荒削りをする。IMG_20140507_152529

ゲージで厚みを確認しながらスクレーパーで削っていく。IMG_20140510_111913

全体を所定の厚さに削る。IMG_20140510_112133